郵便局の運転の違いについて

郵便局の運転の違いについて

郵便局の仕事のひとつに荷物の宅配があり、小型の荷物はバイクで運ぶことが多いです。ここで使用されるバイクは90ccであり、50ccの原付ではありません。90ccにする理由はエンジンパワーに余裕があり、公道走行をするときにクルマの流れに乗って走れるためです。50ccだと最高速度は時速30kmと決まっており、制限速度60kmのところでも30kmで走行しなくてはいけません。90ccは小型二輪に属しており、運転するには小型自動二輪の免許が必要です。
一方でバイク便で使用されるバイクは250ccが主流であり、これは長距離走行を要求される場面が多いためです。バイク便の役目は荷物をいち早く現地に届けることであり、そのためにエンジンパワーには余裕が必須となります。250ccが選ばれる理由には車検の義務がないことも大きく、燃費もよいので400ccより経済的です。また250ccの性能があれば公道で不便を感じることも少ないため、あえて400ccよりも250ccが選ばれています。

バイク便と宅配便の使い分けのポイントとは？

配送サービスに対する需要の高まりの中で、その選択肢も増えつつあります。その中でその方法は、大きくはバイク便と宅配便に分類することができます。
多くの人にとって身近な宅配便は、値段が安く、遅くとも2日もあれば荷物が届くので一般的に使いやすいサービスです。一方で、そのユーザーは決して多いとは言えないバイク便は、早急に荷物を届けたい、あるいは受け取りたいときに利用をおすすめしたい存在です。これは、一般的な配送方法を選択した場合、複数の荷物をトラックでスケジュールに従って集荷し配送することで価格帯をおさえているのに対して、1人のライダーが1つの荷物を運ぶのを基本スタイルとしているバイク便では、速さをとことん追求した配送をしてもらえるためです。
そのため、緊急性を要する場合バイク便を使うのが良いでしょう。ただ、長く最も有効とされていたこの使い分けが近年変わりつつあります。これは、その配送スピードの両者の違いが減りつつあるためです。今後その構図がどう変化するかが注目されています。